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「君が入れた分は、ちゃんと入れるから」2人の貯金箱にほとんどお金を入れていなかった彼と、私にできた距離

コラム

2人で旅行に行こうと決めて、貯金箱に小銭を入れるようになりました。けれど、棚の奥で見つけた袋には、私が入れた金額だけが別に分けられていました。彼に聞いても返ってきたのは「君が入れた分は、ちゃんと入れるから」という返事でした。

2人で貯めていたはずの小銭

彼と暮らし始めて3年になります。いつか2人で旅行へ行こうと、部屋の棚に小さな貯金箱を置きました。財布に小銭が増えるたび、私はそこへ入れるようにしていました。

箱が重くなると、彼と持ち上げて「海もいいね」「温泉もいいね」と話しました。金額よりも、同じ目的に向かって少しずつ貯めている感じが楽しかったのです。

ただ、途中から気になることがありました。貯金箱に入れるのは、ほとんど私だけでした。彼は現金を使わないことが多いので、仕方ないと思っていましたが、ふとしたときに引っかかるようになっていきました。

棚の奥にあった袋

ある日、棚を整理していると、小銭の入った袋を見つけました。中には日付と金額が書かれたメモも入っていました。

その金額を見ていくうちに、私が貯金箱へ入れてきた額と重なっていることに気づきました。まるで、私が入れた分だけを別に数えているようでした。

一緒に貯めていると思っていたのは、私だけだったのかもしれない。彼は私の入れた額を記録して、自分の負担を減らそうとしていたのかもしれない。そう考えると、貯金箱を見る気持ちが変わってしまいました。

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