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彼女の休みを「予備」で押さえていた俺。その一言が、まるで逆の意味で伝わっていたなんて

コラム

彼女の休みに「予備」と書いたのは、その日を絶対に埋められたくなかったからでした。けれど、俺の中だけで通じる印は、彼女には「後回し」のように届いていました。

「予備」は埋めないための印だった

俺はシフト制の仕事をしています。急な変更も多く、休みだと思っていた日に仕事が入ることもありました。彼女とはなかなか予定が合わず、会う日を決めるために共有カレンダーを使うようになりました。

彼女が続けて休みを取れたと知ったとき、俺はその日を空けておきたいと思いました。まだ行き先は決まっていませんでしたが、仕事も別の用事も入れたくありませんでした。

だからカレンダーに「予備」と書きました。俺の中では、それは大事な予定を守るための印でした。何かが入る前に押さえておく。彼女と過ごすために、先に空けておく。そういう意味のつもりでした。

彼女の予定が白いままになった

彼女から「これ、どういう意味?」と聞かれたとき、俺は「予備って書いとけば、埋まらないだろ」と返しました。その言い方で十分伝わると思っていました。

でも、それは俺の中だけのルールでした。彼女には、その意味を話したことがありません。自分の中では特別扱いしているつもりでも、カレンダーに残る文字だけを見れば、控え扱いに見えて当然でした。

そのあと、彼女は休みの欄に行きたい場所を書かなくなりました。前は店名や映画の候補を書いてくれていたのに、予定の欄が白いままになっていきました。俺は、彼女が忙しいのだろうと思っていました。自分の言葉が原因かもしれないとは考えていませんでした。

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