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「今日、急用じゃなかったんだね」七夕の商店街で彼女が残した一言

コラム

浴衣の彼女と目が合った

友人と短冊を書き、商店街を歩き始めたとき、人混みの向こうに浴衣姿の彼女が見えました。

彼女も俺に気づき、近づいてきました。「なんで、ここにいるの」と聞かれ、答えを探していると、隣の友人が「2人とも知り合い?」と言いました。

友人は、俺と彼女が付き合っていることを知りませんでした。俺が何も説明していなかったからです。

「説明する。ちゃんと説明するから」と伝えましたが、彼女は友人の袖を引いて歩き始めました。すれ違うときに残したのは、「今日、急用じゃなかったんだね」という言葉でした。

そして...

一緒に来た友人へ事情を話し、先に帰ってもらいました。俺は彼女が歩いていった道を追いましたが、商店街を抜けても姿は見つかりませんでした。

友人を助けたい気持ちはありました。でも、そのために彼女との約束を破る必要はありませんでした。別の日を提案することも、彼女に事情を話すこともできました。

俺は誰にも悪く思われたくなくて、彼女だけに嘘をつきました。付き合い始めたばかりだから許してもらえると、どこかで甘く考えていたのだと思います。

白紙のまま残った短冊を捨てたあとも、「急用じゃなかったんだね」という言葉が残りました。失った原因は友人の誘いではありません。約束より自分の都合を優先し、その事実を嘘で隠した俺自身でした。

(20代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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