
「もしかしてお金ないの?」と聞かれても「別会計でいいよ」を断り続けた俺の本当の理由
コラム
彼女に合鍵を渡すと決め、必ず目に入る財布へ入れました。特別なデートにして、会計も自分で持つつもりでした。けれど、渡す決心がつかないまま財布ばかり確かめたせいで、彼女は食べたいものまで遠慮していました。
分けておいた理由
彼女に部屋の合鍵を渡そうと決めたものの、面と向かうと切り出せませんでした。何度か持ち歩いても、結局そのまま持ち帰っていました。
今回は必ず渡そうと思い、財布に入れました。会計のたびに目に入れば、逃げずに話せると思ったからです。
ところが財布を開くたび、鍵があるか確かめるだけで終わりました。なくしていないことを確認して閉じる。俺はその動きを何度も繰り返していました。
彼女が選ぶもの
カフェで彼女が「別会計でいいよ」と言いました。俺は「いや、いい」と断りました。合鍵を渡す日くらい、自分が払いたかったからです。
ただ、彼女が価格の低いドリンクを選んだ理由までは考えていませんでした。レストランでも、彼女はメニューを見るたび注文を迷っていました。
俺は自分のデザートを頼まず、彼女にだけ「どれにする?」と聞きました。喜ばせたいつもりでしたが、彼女には無理をして支払おうとしているように見えていたのだと思います。
次のページへ
「お金ないの?」と聞かれた夜

























