
「女性は無理」と笑った後輩。上司の一言で会議が止まった
コラム
「性別で誰かを外すやつはうちには要らない」と部長は告げました。会議室の空気が止まったあの数秒、私の沈黙の理由が、ようやく職場に届いた気がしました。
向かいの席の後輩が私の方を見たまま、口の端だけで笑いました。
新卒の後輩が、笑顔で言った一言
入社1年目の彼は、明るくて物覚えも早く、職場でも評判のいい男性社員です。私は三十代女性、企画担当として案件を任され、若手の意見もほしくて彼を呼びました。「定番商品として男女関係なく世の中に根付くものを作りたい」と切り出した直後でした。
「まあ、女性は無理ですよ(笑)」
私と目を合わせたまま、彼は楽しそうに続けました。
「今のはどういう意味?」
聞き返すと、彼はまだ笑顔のままでした。
「いや、深い意味はなくて。ほら、お客さん男の人多いし」
同じ言葉を、別の同僚も聞かされていた
その日から、他の女性社員の話が自然と耳に入るようになりました。商談先の名簿を回したときには、「女性は数字に弱いから、僕が後で見ます」。育休明けの先輩には、「ママさんは無理しないでください」。廊下で資料を抱え直す後輩には、「女性はそんなに持てないから」と資料を持っていったそうです。本人に悪気がないのは、職場の誰もが分かっていました。だからこそ、誰も真正面から反論しなかった、というほうが近かったのかもしれません。
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半年後、部長が会議で口を開いた























