
私が寝込む日に限って帰りが遅い「無理しないで」が口癖の夫
コラム
期待を手放した日
何度目かの熱で横になった日、いつものメッセージが届きました。
「今日少し遅くなる」
画面を見て、気づいたら指が動いていました。
「もういいよ」
送信してから、布団をかぶりました。怒りなのか諦めなのか、自分でもわかりません。これ以上「遅くなる」の文字を受け取るのがつらかった。それだけでした。既読はついたまま、返事はありませんでした。
そして...
どれくらい経ったのか、玄関の鍵が開く音がしました。いつもよりずっと早い帰宅です。寝たふりを続けていると、台所で冷蔵庫が開いてすぐ閉まる音がしました。
翌日、起き上がれるようになってから冷蔵庫を開けると、奥にスポーツドリンクとゼリー飲料が並んでいました。前にも同じものが入っていた気がします。私はゼリーを1つ手に取り、それからゆっくり冷蔵庫のドアを閉めました。
(30代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























