
業務チャットに埋もれた返信を、日付が変わるまで待った俺
コラム
「なんで遅い時間だけ?」の問いに、俺は言葉を選び損ねた
週末のカフェで、彼女が真っすぐこちらを見て「昼間は返してくれないのに、なんで遅い時間だけ?」と口を開きました。俺は1度うつむいてから、「仕事中はまともに返せないから、ちゃんと話したい時間まで待ってた」と答えました。
半年、自分の中で正解だと信じていた理屈が、口に出した瞬間ひどく身勝手に響きました。彼女の顔に浮かんでいたのは責める色ではなく、長く我慢してきた疲れでした。「ごめん、そこまで考えてなかった」と、俺は続けました。
そして...
彼女は「仕事中に一言でいいから、返して」と俺に頼みました。既読でも、絵文字でもいい、と付け足されて、俺は自分がどれだけ「完璧に返そう」に囚われていたかを知りました。翌週から、通知が来たらまず短く返す癖をつけました。日付が変わってからの長いラリーは減り、代わりに勤務中の短い会話が数往復に増えました。誠実さの形は、たぶん1つとは限らないのだと、今の俺は考えています。
(20代男性・エンジニア)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)


























