
妻の連絡だけ返さなかった俺が、目を見て気づいた失礼
コラム
家で毎日会う相手だから返さなくていいと思っていました。俺の返信は妻に向いていなかったことに、切り出されるまで気づけずにいました。
片手で持ったスマホの通知欄に妹のメッセージが表示され、俺はソファに座ったまま返信ボタンを押しました。
妹の投稿にだけ返した俺
仕事から帰ってリビングでくつろいでいると、隣にいる妻が、実家の家族との連絡用グループに、母の誕生日についての一言を投稿しました。
「お義母さんの誕生日の夕飯、どうしますか?」
俺のスマホにも通知が届き、内容を確認しました。俺の中では「隣にいる相手からの質問」だったので、返事は要らないと判断していました。あとで直接聞けばいい話です。続いて、東京に住んでいる妹の投稿が届きました。
「確かにそろそろお母さんの誕生日!プレゼント今年は誰が用意するー?」
妹は普段からチャットで会話する相手です。俺は片手でスマホをタップし、返信しました。
「じゃあ俺が用意するよ」
様子が違っていった妻
その次の日から、妻の口数が減っていきました。食卓で目が合っても、以前より視線をすぐに逸らします。テレビを見ていても、こちらへ声をかけてこなくなりました。
俺は残業続きで疲れていたので、単純に妻も忙しいのだろうと考えていました。母の誕生日の話は、俺と妹の間で進んでいるつもりでした。
そのつもりが、途中でおかしいと気づき始めました。妻がグループチャットに投げた最初の質問が、俺の頭からはずっと抜けたままになっていたのです。
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