
目を閉じた彼女の浴衣写真も愛しかった俺、友人に「可愛いだろ」と送って彼女を悲しませた
コラム
「可愛いから見せたかっただけ」目を閉じた1枚さえ愛しかった俺と、それでも表情がほどけなかった彼女。付き合いたての2人の間に、まだ残っている距離の話です。
送信ボタンを押して数秒、友人グループのチャットからは「いいじゃん」といいねマークが続けて返ってきました。
付き合いたての彼女と、初めての夏祭りデート
彼女と付き合って2か月、初めて一緒に行った夏祭りで、彼女が浴衣を着てきてくれました。屋台の光の下で振り返る姿があまりに可愛くて、俺は「せっかくだから」と何枚か写真を撮りました。その中には、まばたきの瞬間に目を閉じている1枚もあって、俺にはそれさえもいとおしく見えていました。
その日、いつもの男友達3人のグループチャットに、俺は1番気に入ったその1枚を送りました。
「可愛いだろ」
添えたのは、それだけでした。仲間からは「いいじゃん」「羨ましいな」と続けて反応が返ってきて、俺はその流れに満足していました。
数日後、彼女に呼び出されて聞かれた一言
数日後、彼女に呼び出されて、いつもと違う顔で聞かれました。
「私がSNSに上げてない浴衣の写真、なんで友達が持ってるの?」
何を聞かれているのか、俺はすぐには話をたどれませんでした。話をたどっていくうちに、俺がグループチャットに送った目を閉じたままの1枚を、仲間の1人が彼女に転送していたと分かりました。付き合いたての彼女のいとおしいところを仲間に見せたい、それは俺の中では自然な流れで、悪いことをしている感覚はまったくありませんでした。



























