
自然消滅させた彼女と2年後に再会した俺の問い
コラム
2年ぶりの背中に、俺は反射的に声をかけた
駅ビルのカフェで、俺は2年ぶりの背中を見つけました。反射的に「久しぶり」と声をかけたら、彼女は振り向いて少し目を見開きました。
「元気にしてた?」までは軽く言えました。「懐かしいね、また連絡してもいい?」の一言だけは、2年前と同じ距離感を装いながら、内心で絞り出していました。
「ごめん、来月結婚するの」
彼女はそう答えて、左手を軽く挙げました。薬指の指輪が窓の光を受けて、俺の視界の中心で輝いていました。
そして...
彼女がカフェを出ていったあと、俺は席に座ったまま、冷めていくコーヒーの表面を見ていました。あの1か月、忙しさを口実にした先で失ったのは、彼女だけではなく、返信1つに向き合えなかった自分そのものだったのだと知りました。
(20代男性・フリーランス)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
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