
夫の休みも家計も言えず、ママ友の旅行相談へ返事できなかった私
コラム
通知の数字が増えるたび、私は画面を伏せて、洗い物の続きに戻っていました。個別に届いた気遣いのメッセージを、私は何度も読み返しました。数日かけて打った長文が、私の精いっぱいの返事でした。
書けない返信
子どものクラスのママ友3人と私の4人で、夏休みに1泊の旅行へ行く話が出たとき、行きたい気持ちは本物でした。ただ、夫の勤務表は月末にならないと出ませんでした。私のパートのシフトが決まるのも同じ頃でした。グループチャットに「宿の候補、今週中に決めたいから希望日だけでも教えてね」と届いたとき、私は「行きたい」とだけ書きかけて、消しました。予定が分からないと書けば、皆を待たせることになる気がしたのです。翌日、押せたのはスタンプ1つだけでした。
進んでいく画面
宿の候補が3つに絞られ、他の2人の希望日が並びました。空いているのは私の欄だけでした。事情を書けば済む話だと、頭では分かっていました。それでも、お金の心配までは書けませんでした。断りたかったのではなく、楽しい相談の空気を、うちの事情で重くするのが怖かったのです。既読の印だけを残して、子どもの水筒を洗い、夕飯の支度に戻りました。候補の宿の値段を、家計簿のアプリと見比べる回数だけが増えていきました。
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数日かけた長文


























