
8回目で初めて断られた私が、帰りに受け取った登録書類
コラム
断られても謝れなかった私
8回目も、いつもと同じように頼みました。ところが、返ってきたのは承諾ではありませんでした。
「今年の夏は、うちの家族のために時間を使いたいの」
私は2度読み、すぐに「え、急にどうしたの?」と返しました。
やり取りをさかのぼると、この夏に頼んだのは8回でした。そのうち7回、相手は引き受けています。相手が依頼を断ったことも、予定があると伝えたこともありません。それを理由に、負担がないと決めつけていました。
謝罪のメッセージを書きましたが、読み返して削りました。厚意を都合よく利用したと認めるのが恥ずかしく、何も送らないほうを選びました。
そして...
数日後、公園の水飲み場で顔を合わせました。息子は友達を見つけると手を振り、滑り台へ走っていきました。
「この前はごめん」
用意していた説明は出さず、それだけ伝えました。謝ったからといって、7回預けた負担が消えるわけではありません。
その足で市の一時預かりについて相談し、登録用の書類を受け取りました。パート先にも、夏休みの間だけ勤務時間を調整できないかと伝えました。
自宅に戻ると、登録書類の空欄を埋めました。まだ夏休みの預け先がすべて決まったわけではありません。それでも、相手が断らないことを予定の一部にするのはやめました。
(30代女性・パート勤務)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)



























