後輩のお礼メールに「一緒に作った肉じゃが」、知らない思い出を訂正した私が最終出社日に渡した1枚

コラム

届いた4行

翌日、彼女から4行の返信が届いていました。「今まで本当にありがとうございました。メールの書き方を教えてくれたのは先輩でした。今度は全部自分で書きました。4行だけですが、本心です」。彼女が入社して初めて私に送ってきたメールは誤字だらけで、それでも用件と気持ちは伝わる文面でした。もっと早く伝えるべきだったのはこちらの方だと認めながら、私は返信しました。「その4行が一番うれしいです」

そして...

最終出社日、私は誤りだらけの、彼女が入社して初めて私に送ったメールを印刷した紙を持って、彼女の席へ持って行きました。「これ、あなたの1通目」。渡した理由は言いませんでした。言わなくても、あの4行を書けた彼女なら分かると思ったからです。今も時々、あのメールの画面を開いています。開くたび、教わっていたのは自分の方でもあったと思い直しています。

(30代女性・営業事務)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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