
職場では「バリキャリ」と呼ばれる私、休日のコインランドリーで後輩と鉢合わせした日
コラム
休日のコインランドリーで、部下と目が合いました。会社では見せない格好を見られ、取り繕うように言葉を重ねた私に、彼女は思いがけない話を始めました。
家に帰ると、私はまずジャケットを脱ぎ、仕事用の服からスウェットへ着替えます。
会社では強く見られてた
営業課の課長になって2年になります。同期や後輩からは、「バリキャリ」と言われることがありました。
資料の甘いところはその場で指摘しますし、後輩の企画書に「結論だけでいい。あとは削って」と返したこともあります。言い方がきついのは、自分でも分かっていました。それでも、任された数字を追う立場になってからは、曖昧な言い方をしないようにしていました。
家に帰ると、玄関でジャケットを脱ぎ、ヒールを揃え、化粧を落とします。首元の伸びたスウェットに着替えて、ようやく仕事から離れた気分になれました。
休日に会った後輩
休みの日、家の洗濯機が動かなくなり、近所のコインランドリーへ行きました。すっぴんに眼鏡、いつものスウェット姿で乾燥機に洗濯物を移していると、入口の戸が開きました。入ってきたのは、同じ課の後輩でした。
「課長ですよね」
彼女の視線が私の服に向いたのが分かり、私は思わず言いました。
「見なかったことにしてくれる?」
続けて、「家の洗濯機が壊れただけだから」と、聞かれてもいない説明までしていました。会社では気にしたこともないのに、その日は普段と違う自分を見られたことが妙に気になりました。
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乾燥が終わるまでの話
























