
「付き合ってるのに見られて困るものあるの?」スマホを伏せた私、彼が通知に手を伸ばした日
コラム
ソファから立ち上がるとき、私は手の中のスマホを何気なく裏返していました。友人は、彼に見られる前提で私へ相談しているわけではないと説明しました。そう説明しても、彼は本気で不思議そうな顔をしていました。
「なんで隠すの?」
その瞬間を見ていた彼が、ソファの向こうから「なんで隠すの?」と声をかけてきました。隠したつもりはありませんでした。彼はロック番号まで私に教えているような人。一方の私は「検索したいから貸して」と言われるたび、自分で操作して画面を見せてきました。後日あらためて「そんなにスマホ見られるの嫌?」と聞かれ、私は「嫌というより、自分のものだから」と答えました。
教える彼と、教えない私
彼は納得しませんでした。「付き合ってるのに見られて困るものあるの?」。この言葉が、思った以上に引っかかりました。やましいことがあるから拒んでいるわけではありません。友人とのやりとり、仕事の相談、家族から届いた打ち明け話。あの中には、私だけの秘密ではなく、相手が私にだけ話してくれたことも入っています。「何も隠してなくても、全部見せる必要はないと思う」。そう伝えても、彼は「俺は見られても何とも思わない」と返すだけでした。同じ部屋で暮らしていても、ここまで感覚が違うのかと、悩みました。
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通知に伸びた指

























