よかれと思って送り続けたお誘いメッセージが、お客様を困らせていました

コラム

届いた返信を何度も読み返して、私はようやく気づきました。喜ばれていると思い込んでいた案内を、一度手放して考え直すまでの話です。

施術台を拭き終えると、私は送信予定の案内メッセージの一覧を開きました。

リマインドの始まり

定期の案内を送るようになったのは、以前あるお客様に「忘れちゃうからリマインドください」と言われたのがきっかけでした。それからは、来店のあったお客様みなさんに、2週間おきに「また来ませんか」とまとめて送るのが習慣になっていたのです。その中に、数カ月前から通ってくださるお客様がいました。仕上がった爪を光にかざして、何度も角度を変えて眺める方でした。その横顔を覚えていたから、「取引先の都合上、あまりネイルはよくないので、しばらく控えます」というメッセージをいただいた後も、私は案内を止めませんでした。ネイルケアだけでもできるし、1色だけでも指先が揃えばきっとまた楽しんでいただける。そう思い込んでいたのです。

届いた1通

ある日、そのお客様から「行けないとお伝えしているのですが」という返信が届きました。短い文面を前に、最初に浮かんだのは言い訳でした。悪気はなかった、少しでも楽しみをと思って案内を送っていた。でも、控えますと連絡をいただいていたのに、こちらの思い込みを優先したのはまぎれもなく私です。私は迷った末に、「ネイルケアや1色だけなら気分が上がると思い、おすすめさせていただいていました」と送りました。

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返ってきた優しさ
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