楽しそうな女子がモテるのは、そこに「男の孤独」があるから
コラム
PR■ルックスは「当てはめてくれるから」大丈夫です
一見してチャラそうに見える男子だって、長い時間をかけて、この椅子を探しています。長い間探し続けている男子の心は孤独です。わけのない淋しさを感じることが多々あります。
だから彼女が欲しいと思います。でも「自分に自信を持てないおれのことを好きになってくれる女子っているのだろうか」と思っています。
そこに、いつもなぜか楽しそうな女子が登場します。すると彼は、全知全能の母を発見したかのように、気持ちが彼女へとなびきます。彼女のルックスがどうとか、そういうことはすべて「後付け」です。
ルックスがタイプではない女子を見て、彼が「顔はイマイチだなあ」と思ったとしましょう。でも次の瞬間、彼はこのイマイチなお顔に、自分の好みを「当てはめようとします」。たとえば一重まぶたの女子に対して、彼は「いや、彼女が目を大きく見開いたら、奥の方が奥二重だったから、『彼女でいい』」と思います。ルックスに楽しそうな空気感が勝るのです。
■男は「女であることを楽しんでいる女子」に、つい恋しちゃう
いつも楽しそうにしている女子は、自分で自分のルックスをどう思っていようと、男子にモテます。男子は男であるというだけで、心に重荷を抱えているので、楽しそうというだけで魅力的に見え、モテます。
努力して楽しそうに振る舞うといいということではありません。女であることを楽しむだけでいいということです。
ときどき「生まれ変わったら男になりたいですか?女のままでいいですか?」というアンケートの結果をネットで目にします。生理がつらいから男がいいとか、痴漢にあわなくてすむから男がいいなど、とかく「女であること」をつらく思っている女子がいます。そういう人に「女であることを楽しもう」と言うとコクかもしれませんね。
でも、男は「女であることを楽しんでいる女子」に、つい恋しちゃうのです。なぜなら男はどんなに頑張っても女になれないからです。だから昔の王様(男)は、女性のヌードの絵を、画家たちにたくさん描かせたのでしょう。昔は、女性のヌードの絵を、王様以外が所持してはいけない時代がありました。
「女子っていいなあ。この、いつも楽しそうな女子とつきあえたら、おれの人生も楽しくなるかなあ」……女であることを謳歌している女子を見て、男子は単純にこう思っているのです。(ひとみしょう/文筆家)
【今夜はちょっと、恋の話をしよう】