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「お受験するから遊ぶ子は選ばないと」と言っていた私→運動会で息子に手を差し伸べてくれたのは、避けていた子だった

コラム

息子のために正しい環境を整えているつもりでした。遊ぶ子を選び、勉強の時間を確保する。それが母親の役目だと信じていたのです。運動会の日、転んだ息子に真っ先に手を差し伸べたのが誰だったか。それを知ったとき、自分の間違いに気づきました。

「この子のために」という呪文

小学校受験を決めたのは、夫の強い希望でした。塾に通わせ、家でもワークをやらせ、生活のすべてを受験中心に組み立てていきました。いつの間にか、周りの子どもが「刺激になる子」と「そうでない子」に見えるようになっていたのです。

お迎えのとき、他のママに「うちの子はお受験するから、あまり遊ぶ子は選ばないと。なんでも自由にさせてる家の子と関わると、刺激が強すぎるのよね」と話したこともありました。Yくんのことです。元気で優しい子ですが、自由にのびのびしている姿が、塾のスケジュールに追われる息子にとって「乱れる要因」にしか見えなくなっていました。「この子のために」。そう言い聞かせるたびに、私の世界は少しずつ狭くなっていきました。

息子のSOSに気づかなかった

息子はおとなしい子です。「Yくんと遊びたい」と一度だけ言いましたが、「今は大事な時期だから」とかわしました。それ以来、息子は何も言わなくなりました。塾の帰りも、家でのワークの時間も、言われた通りに黙ってやっていました。「えらいね、頑張ってるね」と褒めていたけれど、息子の表情がどんどん硬くなっていることに、私は気づけていなかったのです。友達と遊ぶ時間を奪われた5歳が、誰にも不満を言えずに我慢していたなんて。

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