
「信じてくれないなら無理」としか送れなかった俺が、彼女に隠していた理由
カップル
続きを打てなかった俺
返ってきた「無理なら、それでいい」を読んで、俺の1行が別の意味で届いたことに気づきました。訂正しようとして、やめました。ここで「そうじゃない」と送っても、また「じゃあ何なの」と聞かれる。答えられないなら、同じことの繰り返しです。だから俺は、返事の代わりに次の面接の準備をしました。翌週、面接の後に届いたのは、初めての採用の連絡でした。彼女に見せられるものが、ようやく1つできました。
そして...
白い封筒を持って彼女の部屋の前に立ったとき、何を言うかは決めていませんでした。「これ、渡したくて」。彼女は封筒を開け、採用通知を読み終えても、封筒から目を上げませんでした。俺は封筒を見つめたまま、「先に言えばよかった」と言いました。「疑ったこと、消えないよ」。その言葉は責めているようで、俺の隠しごとを引き受けてくれる言葉にも聞こえました。俺はうなずきました。あの1行を、俺は今でも取り消せません。ただ、彼女が封筒を持ったまま手を下ろさなかったことだけは、確かに見ていました。
(20代男性・販売職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)




























