相手を尊重する恋愛がしたい。「尊重」って具体的に何?
カップル
PR遣水あかり
どうもあかりです。
愛し合って、そのまま結婚に至るようなカップルって、「『好き』の気持ちが強いカップル」じゃなく「お互いを尊重し合うカップル」だと思うんです。
たとえば片方が相手を「好き」だけど同時にどこか見下しているようなカップルって少なくありませんが、こういうカップルはたいていケンカのときにその「見下し」がぽろっと口からこぼれ出て、言われた方はもう交際を続ける自信がなくなって、別れてしまう。
どれだけ「好き」が強くても、「尊重」がないと幸せになれないのです。
では「お互いを尊重し合う」べきところって、具体的に何か、わかるでしょうか?
「ふたりの世界」以外の世界も、同じくらい大切と認めてあげる
多くの素敵なカップルを見ていると、「ふたりの世界が一番大事」という意識がお互い驚くほど弱いことに気がつきます。
だから周囲の人からすると「え、それでちゃんとお互いにちゃんと好きなの?」「マンネリなの?」「そんなに少ししか会わないのに、よく付き合い続けてられるねー」みたいに思えてしまうこともあるんだけど、無理なく幸せに続いていくカップルにとって「ふたりの世界」の重要性って、「そこそこ」レベルくらいがちょうどいいんですよね。
「恋愛のためだけに生きている人」ってそんなにいない
「仕事を頑張ることを応援してくれる彼女を男子が重宝がるのは、単純にエールが嬉しいというだけじゃなくて、少なくとも男にとっては人生の中で仕事というものが本当に大切で、そのことがちゃんと理解できている賢さというか、大人さというか、バランス感覚が魅力的だからだと思う」(ウェブ制作/27歳/男性)
「自分は恋愛のために生きています」という人って、男子でも女子でも、ほとんどいないはず。
もちろん、「人生の中で大切なことは?」と聞かれれば、「恋と仕事と友達」みたいに、大切なことの中のひとつには必ず入りますが。
「ふたりの世界」が何よりも一番大切じゃなきゃいけない、仕事や友達やその他の世界よりも、常に優先されないといけないというムードが漂うカップルがやがて息詰まるのは、この理想と現実の乖離が起きてしまっているからです。
「自分にとって小さなこと」をないがしろにしない
「尊重する」ということは、「相手目線になってあげる」ということでもあります。
「相手目線になってあげる」というのは、物事を自分目線で判断・評価しないで、相手の判断・評価に共感してあげるということですね。
自分にとって些細な相手の悩みは、相手にとって人生最大の悩み
「たしかに彼氏の方が給料も高くて、仕事のレベルも高いのかもしれないけど、私だって自分なりに一生懸命悩みながら仕事をしているので、私が仕事のことで相談したときに『そんなことで悩んでるの?レベル低』的なリアクションをされると、『ああ、私見下されてるんだな』って感じる」(公務員/26歳/女性)
まさに、恋人に「相手目線」が欠けている絶好の例ですね。こういうのをまさに、「尊重に欠けた見下し」というわけですが、「自分から見たときの、その悩みの大きさ」よりも、「事実、相手がそのことで悩んでいて、恋人である自分に相談してきていること」を重視することが、相手のことを尊重するということです。
このことをまず理解することが、第一歩です。
悩みは、尊重チャンス!
恋人が自分に対して悩みを打ち明けてきてくれているとき、相手には2つのことを求めているんだと理解しましょう。
1つ目は単純に、「悩みを解決したい」という気持ち。信頼できる第三者として、客観的で冷静なアドバイスをもらって、それで自分の悩みを解決する答えやヒントがもらえたらいい。
それから重要なのは2つめで、「リスペクトしてもらいたい」という気持ちです。
悩みを抱えているときは、仕事や人間関係があまりうまくいかなくて、自分に対して少し自信が持てなくなっているタイミングです。そんなタイミングで、恋人に「大変だね。でも大丈夫だよ」「俺がいるから、まあ心配しないで気楽にやりなよ」と寄り添う言葉をかけてもらうことで、自信を回復して、また頑張る勇気と元気をもらいたい。
このように、恋人が悩み相談をするときには、単純な問題解決だけじゃなく、「自分を尊重してもらうこと」を求めているわけです。なので、恋人が悩みごとを話してくれたときには、お互いに「相手に対するリスペクトを見せるべき瞬間だ!」と理解して、決して相手の悩みを軽んじることなく、親身な態度で話を聞いてあげていくことが大切です。
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自分と同じ「愛し方」を強制しない