
『彼女への誕生日プレゼントにしようと思っているんです』と頼まれた中古のネックレスに忍ばせた1枚のカード
ライフスタイル
「このまま渡せそうです」で閉じた取引画面
数日後、受け取りの通知と並んで評価が届きました。コメントはこうです。
「迅速なご対応ありがとうございました。包みも、このまま渡せそうです」
このまま、という言い方を2度読みました。彼はラッピングを開けていません。カードは、包みの中でまだ誰にも読まれていないということでした。
評価を返すと、画面に取引終了の表示が出て、メッセージの入力欄が消えました。この先、彼から私に連絡は来ませんし、私からも送れません。
彼女は今頃、リボンをほどいているのでしょうか。カードを先に読むのか、ネックレスを先に見るのか。そこから2人がどんな話をするのかは、私が知る場所にありません。
書いたときは、彼への意地が半分ありました。あのカードが彼女の手に届いていればそれでいいと思っています。
そして...
あの日買った紺の袋のあまりは、まだ引き出しに残っています。彼女がどう受け取ったのかは分かりません。ただ、贈る相手にも出品者にも、事情を正直に話してほしかったと思います。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)





























