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    「もっと早く終わるでしょ」と言った先輩に、雑務のことは言わなかった私→異動後に届いた「コピー用紙ってどこに頼んでた?」

    ライフスタイル

    同期からの知らせを読んで、新しい部署の席でひとりで笑いました。前の部署で続けていたことに、親切な理由はひとつもありません。

    異動前の片付けで、引き出しに入れていた補充のメモを、まとめて処分しました。

    気づいた人がやる、の「気づいた人」

    前の部署では、コピー用紙が切れることがありませんでした。トナーも、封筒も、集荷用の伝票も同じです。切れる前に私が補充していたからで、それを頼まれたことは1度もありません。最初に気づいたのが私で、そのまま誰も引き継がなかっただけです。補充と発注と集荷の手配で、自分の入力作業は毎回後回しになりました。定例の会議で遅れを報告した私に、先輩はこう言いました。「そのくらいの量なら、もっと早く終わるでしょ」。「すみません、明日までに出します」と答えて、メモには「紙、残り1箱」と書き足しました。雑務のせいだとは、言いませんでした。言えば、雑務の担当が正式に私になるだけだと思ったからです。

    困ればいい、と思いながら続けた

    それからも補充はやめませんでした。やめれば私が困る側になるのと、もうひとつ理由があります。私がいなくなった時に、この部署の全員が困ればいいと思っていたのです。誰も気づかないなら、切れるまで気づかなければいい。異動の内示が出た時、引き継ぎ書には自分の担当業務だけを書きました。備品のことは、どこにも入れていません。最終日に「お世話になりました」と頭を下げ、先輩から「向こうでも頑張ってね」と花束を受け取りました。棚の段ボールは、あと1箱でした。

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