
「留守番くらい任せろ」と胸を張った夫から半日後に届いた、たった一言
ライフスタイル
玄関で靴を履きながら、冷蔵庫に貼ってきたメモのことばかり考えていました。振り返ると、夫が娘を抱き上げて、小さな手を一緒に振っています。娘を夫にだけ預けて半日出かけるのは、この日が初めてでした。
「メモは見なくても大丈夫」と笑った夫
出かける前の日、私は娘の1日の流れを紙に書き出しました。ごはんの温め方、ふりかけは星の形にすること、眠る前は絵本を1冊読んでカーテンを半分だけ閉めること。
出かける直前、夫にそのメモを冷蔵庫に貼ったと伝えると、夫は娘を抱いたまま胸を張りました。
「留守番くらい任せろ」
「メモは見なくても大丈夫だよ」
私は鞄の持ち手を握り直してから、短く返しました。
「じゃあ、お願いね」
「ママ、いってらっしゃい」
鳴らないスマホと、テーブルの上の2人分の皿
大学時代の友人と待ち合わせたのは、駅前のカフェでした。パスタが運ばれてきても、私はスマホの画面が見える位置に置いたままにしていました。
「大丈夫、寝てるうちに帰れるって」
友人はそう言って笑いましたが、私は通知の来ない画面のほうが落ち着きませんでした。娘が泣いていたら、あの人は先に自分が焦るタイプです。想像は勝手に先へ進みます。
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絵本の棚の前で光った画面


























