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「擦ってないか見て」が口癖だった車好きの俺→雨の記念日、彼女が戻らなくなって初めて気づいた

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仲間に言われたこと

「え、どこ行った?」とLINEを送っても返事はなく、車を降りて周囲を見回しても、彼女の姿はありません。そのとき目に入ったのは、駐車場の段差でついた小さな擦り傷でした。

頭に浮かんだのは彼女の心配ではなく、「てか車に傷ついてたんだけど。ちゃんと見た?」という言葉でした。そのまま、それをLINEで送りました。

その夜、車仲間のグループLINEに「彼女が記念日に帰った」と送信しました。同情してもらえると思っていたのです。

でも返ってきたのは、「お前、記念日に雨の中降ろしたの?」 「さすがにそれはないわ」 「俺だって彼女といるときは自分で降りて見るぞ」という言葉でした。全員に否定されました。

「車好きならわかってくれる」と思っていた相手に、「お前が悪い」と言われたのです。「車を大事にすること」と「彼女を雑に扱うこと」は別だと、そのとき初めて突きつけられました。

そして...

翌日、SNSに車の写真を投稿しようとして、ふと気づきました。スマホに入っている一番いいアングルの写真は、全部彼女が撮ってくれたものでした。

「もうちょっと低い位置から撮って」 「光の加減がいいから今撮って」

そう頼むと、彼女は文句ひとつ言わずにしゃがみ込み、最高の一枚を撮ってくれていた。助手席から降ろされても、雨に濡れても。

あの1年間、彼女がしてくれていたことの重さに、いなくなってからようやく気づきました。3日後、「ごめん、言いすぎた」とLINEを送りましたが、既読はつきませんでした。

言いすぎたんじゃない。見なさすぎたんだ。フォロワー5000人の画面には、もう彼女が撮った写真を上げることはできません。助手席は空っぽのまま、車だけがピカピカに磨かれています。

(30代男性・営業職)

本記事は、読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)


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