
息子だけを信じていた私→息子がリストラされた日、お嫁さんに電話をかけた
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息子のことを誰よりも信じていると思っていました。でもそれは、現実を正しく見ていることとは、少し違っていたのかもしれません。
息子への誇りと、拭えない本音
息子が結婚し、共働きだと聞いていました。でも心のどこかで、「息子が一家を支えている」という姿を守りたかった。だからお嫁さんの仕事が話題になるたびに、つい口から出てしまっていたのです。「お仕事って言っても、趣味みたいなものでしょ」お嫁さんが傷ついているのは、薄々わかっていました。それでも言葉を変えることができなかったのは、息子の立場が揺らいでほしくないという、私自身の思い込みがあったからだと、今なら少しわかります。
息子から届いた言葉
ある夜、息子から電話がかかってきました。「会社をリストラになった」しばらく、何も言えませんでした。ローンは、生活費は、これからどうなるのか。頭の中がぐるぐるとするなかで、ふとお嫁さんのことが浮かびました。あの子はずっと黙って働き続けていた。私が「趣味」と言い続けている間も、一度も仕事をやめなかった。その事実が、じわりと胸に迫ってきました。
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電話をかけるまで


























