
妻に「事故でお金がいる」と嘘をついた日→帰宅して聞いた「会社に電話したよ」の一言が、逃げ道を全部塞いだ
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あの嘘をつくしかないと、そのときは本気で思っていました。でも妻の「会社に電話したよ」という声を聞いた瞬間、自分がどれほど愚かだったのか思い知りました。
妹からのメッセージ
3ヶ月前、ほとんど連絡を取っていなかった妹からメッセージが届きました。交際相手との間で金銭トラブルを抱えているとのこと。最後にこう書かれていました。「義姉さんには絶対言わないで」
最初は自分の貯金から20万を渡しました。それで終わるはずでした。でも翌月また連絡が来て、さらに15万。妻には「後輩の結婚祝い」「車の部品交換」と嘘をついてしのいでいました。
追い詰められた昼休み
その日の朝、妹から「あと50万、どうしても今日中に必要」とメッセージが届きました。もう自分の貯金では足りません。妻に頼るしかない。でも本当の理由は言えませんでした。
以前、妹がお金のことで連絡してきたとき、妻は「またなの」とため息をついていました。あのときの表情を思い出すと、とても本当のことなど口にできません。昼休み、咄嗟に出た嘘が「会社の車で事故を起こした」でした。
「会社の車で事故起こしちゃって。修理代を立て替えないといけないんだ。悪いけど、50万振り込んでもらえないかな」。電話口で妻は「50万? そんな急に言われても」と戸惑っていました。「頼むよ。会社に迷惑かけたくないんだ」。声が震えていたのは、事故のショックではなく、妻に嘘をつく自分への嫌悪でした。
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玄関先で止まった時間
























