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新築のシングルマザー宅を陰で噂し続けた私が、町内会で本人の口から聞いた現実

コラム

「あの家、絶対なにかある」と陰で噂し続けていた私。町内会の集まりで本人の口から職業と暮らしぶりを聞いたとき、自分の浅はかさを思い知ることになったのです。

私は会社員の夫と子供2人で、新興住宅地に暮らしています。最近引っ越してきたシングルマザーの方は丁寧な挨拶をしてくれる感じのよい人で、最初は私も親しみを覚えていました。けれど、立派な新築の家と落ち着いた立ち居振る舞いを見ているうちに、ある気持ちが芽生えてしまったのです。

ふと湧いてしまった、小さな疑念

 向かいに越してきた女性は、3年前にご主人を亡くしたシングルマザーだと聞いていました。可愛らしい娘さんと二人で、私たちの町内会の真ん中に、おしゃれな新築の戸建てを建てて引っ越してきたのです。

最初は「大変ね、頑張ってね」と素直に応援する気持ちでした。けれど、家の前に停まっている車は新しめのSUVで、子どもさんの服装も身ぎれい、家のインテリアも雑誌に出てきそうな雰囲気。同じ住宅地に暮らす私の暮らしと比べて、明らかに余裕がありました。

「母子家庭なのに、どうしてこんな家が建てられるんだろう」。一度浮かんだ疑問は、頭の隅から離れなくなりました。

仲間内で広がっていった噂

 何人かの仲のいいご近所さんに、ふとした雑談で「あの家、不思議だよね」と話してみました。すると、思った以上に同じ感覚を持っていた人がいたのです。

「私もずっと気になってた」「いつも家にいるみたいだし、お仕事してるのかしら」「もしかして、誰かが援助してるんじゃない?」。話はあっという間に膨らみ、いつのまにか「母子家庭なのに新築って何か裏がある」というのが、私たちの間の共通認識になっていきました。

噂が子どもたちの耳にまで届いていることに、私は気づいていませんでした。自分の子どもが、何気ない場面で「あの家は何かあるんでしょ?」と口にしてしまっていることを、後から知ったのです。

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