
私が伝えた候補日だけ、好きな人の予定が埋まっていた話
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考えすぎだと言い聞かせても、画面の中の事実は変わりませんでした。迷った末に送ったメッセージへ、返ってきたのは文字ではなく、着信音だったのです。
手帳の来月の欄に、小さな丸を三つ書き込みました。友人の紹介で知り合った彼に、会える日を伝えるためです。返事はすぐに届いて、二人で会うのは次で三度目になるはずでした。
予約ページで決めてきた、二度の約束
彼はWeb制作の仕事をしていて、日程の連絡には自分の予約ページを使う人です。空いている枠を選ぶだけで約束が決まる仕組みで、最初に届いたときは、打ち合わせみたいですねと、彼に笑って返したくらいです。それでも、決めた日を一度も動かさない、その几帳面さごと好きになっていました。
だから今回は、私のほうから日にちを送ってみたのです。
「来月なら、18日か21日か26日が空いています」
「了解。ちょっと調整するから、少し待ってて」
返事の早さに、少しだけ浮かれていたのだと思います。手帳の丸を、上からもう一度なぞりました。
選べたのは、私の知らない日ばかり
二日たっても、続きの連絡は来ませんでした。急かすつもりはなく、空き具合だけでも見ておこうと、私は保存してあったリンクを開きました。
ページを下の端までたどって、それからゆっくり上へ戻りました。18日も、21日も、26日も、枠ごと選べなくなっていたのです。その前後の日は、いくつも空いたまま残っています。
偶然なら、ここまできれいに重なるでしょうか。伝えた三日だけが塞がって、ほかの日は選べる。仕事が入っただけ、たまたまだと並べてみても、先に浮かぶのは別の言葉でした。避けられている。一度そう読めてしまうと、ほかの読み方が見つかりません。
その日は手帳に触れる気になれないまま、鞄の奥にしまいました。
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精いっぱいの強がりを送ったあとで
























