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好きな子が会えるとあげてくれた候補日を、僕が予定ありにしていた理由

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彼女から見えていたもの

キャンセル待ちの通知より先に、彼女からメッセージが届きました。

「予約ページ、見ました。忙しそうなので、落ち着いたらまた誘ってください」

読み返して、ようやく思い当たりました。彼女も、あのページをいつでも開けるのです。僕が確保のつもりで閉じた三つの枠は、外から見れば、選べなくされた三つの日付です。それも、自分の伝えた日だけ。避けられたと読むのが自然でした。

通話ボタンを押すまで、迷いませんでした。出てくれた彼女に、僕は早口のまま、順番も考えずに話し始めていました。

「あれは埋まったんじゃなくて、埋まらないようにしてたんだ」

「行きたいって言ってた店の予約が取れてから、誘うつもりだった」

店がまだ取れていないことまで、そのまま全部しゃべっていました。少しの沈黙のあとに返ってきた声は、責める調子ではありませんでした。

「先に言ってよ」

「ごめん。先に言えばよかった」

「お店なんて、どこでもよかったのに」

その一言で、僕の三日分の段取りは、音もなくほどけました。

そして...

結局、キャンセル待ちはあてにしないことにしました。21日に二人で会って、店は目についたところへそのまま入りました。

完成した段取りを渡すより、途中のままでも言葉にすればよかったのだと、ずいぶん遠回りして覚えました。予約ページは今も仕事で使っています。ただ、彼女に渡す日付だけは、リンクの代わりに自分の言葉で送ると決めています。

(20代男性・Webデザイナー)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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