
「やめたほうがいいよ」何を話しても否定から入る友人と、距離を置くまで
コラム
サークルも、バイトも、友人の答えはいつも同じでした。学食で向き合った日、私はずっと言えずにいた問いを口にします。
新しく買ったワンピースの写真を見せると、友人は画面をよく見る前から、首を横に振っていました。
画面を見る前から
入学して最初の授業で隣に座ったのが、その友人でした。連絡先を交換した最初の相手も友人で、講義のプリントを分け合い、空きコマは学食の同じ席で過ごすようになりました。地元を離れたばかりの私にとって、心強い存在でした。
ただ、気になることが1つありました。私が何かを「いいな」と言うたび、友人は必ず反対のことを言うのです。ワンピースの写真を見せたときも、返ってきたのは「その色、似合わないと思う」でした。
冗談めかした言い方でもなく、友人は写真を拡大することもなく画面から目を離しました。私は画面を消して、話題を変えました。
サークルの話をした日
新歓の時期、私は講義で仲良くなった子たちからサークルに誘われました。
「新歓で誘われたサークル、入ってみようかな」
そう話すと、友人は箸を置いて言いました。
「やめたほうがいいよ」
理由を聞く前に、続けて「時間の無駄になるだけだよ」とも。誘ってくれた子たちの名前を出すと、友人は目を伏せて、味噌汁の椀を両手で持ち直しました。
「あの子たち、ノート貸してって言うだけだよ」
その声は、いつもより低く聞こえました。その日から、私はサークルの話を友人の前でしなくなりました。服も、バイトも、実家の話も。何を話しても否定から入られると分かっていたからです。
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学食で向き合って


























