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彼女から「寂しい」と言われただけで正しく動ける男はいない

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遣水あかり


男子はとにかく女子の気持ちを理解するのが苦手で、だからこそ、「私の気持ち、わかってよ」といってみてもなかなかうまくいかないものだというのは、今までも何度かハウコレで記事にしてきました。詳しくは、「男子が「女心がわからない!」のは、「わかってよ」と言ってしまうから」(http://howcollect.jp/article/28962)を読んでみてください。


今日は、そこから一歩進み、じゃあ具体的にどうやって気持ちを伝えていけばいいの?というお話です。

■「寂しい」のつかみ所のなさ

私たち女子がよくやってしまいがちなのが、そして、男子が困ってしまいがちなのが「寂しい」「辛い」「あんまりそういう気分じゃない」といった感情ベースの伝え方。


例えば、なかなか彼氏に最近会うことができていなくて、できたら会う時間を作ってほしくて「寂しい」とLINEを送ったとしましょう。


しかし、これを受け取った彼は、「彼女は今寂しいのか」ということは当然わかるでしょうけど、「じゃあどうしたいの?」というところまではわかりません。


気持ちを伝えるこちらの側としても、「寂しいから会いたいよ」とはっきりと言葉にするのはさすがにちょっと恥ずかしい感じがして、それでもなにも言わずに我慢しておくことができなくて、でも彼には自分の気持ちに気がついてほしくて「寂しい」とだけこぼして、実際の行動の選択は彼氏に委ねてしまうのでしょう。


ただそれではやっぱり、彼からすれば、今すぐ自分に会いたいのか、それともLINEの相手をしてほしいだけなのか、今日の夜電話をして慰めてほしいのか、あるいはただ、「寂しい」という気持ちを受け止めてほしいだけなのか。「寂しい」の解決方法として具体的にどんなものを求めているのかがわからないのです。挙句、彼女が求めるような行動がとれずに、お互いやきもきしてしまうだけかもしれません。

■相手は小学生

よく、人にものを教えるときには、「相手が小学生だと思って」というスタンスが大切だと言われますが、私はこのことは、自分が好きな人に対して自分の気持ちを伝えるときにも当てはまるものだと思います。


とくに、気持ちや感情といったとてもとてもパーソナルなものであれば当然です。

自分が10を話して、やっと相手に1が伝わるくらいのものかもしれません。


なんせ恋人は、お互いに「自分のどこが好きなの?」と聞きあうように、相手の自分に対する「好き」という感情すら十分には理解ができていないのです。

私たちが「寂しい」と伝えたとき、その背景にある本当の気持ちなんて簡単に伝わるはずがありません。


だからこそ、自分が本当にわかってほしい気持ちを言葉にするときにこそ、相手を小学生や子供と思って、できる限り丁寧に伝える。丁寧すぎることはないと思って、精一杯伝えましょう。


相手により理解してもらいやすくなるというだけじゃなくて、他にもメリットはあります。


例えば、ただ「寂しい」とだけ伝えるのではなくて、自分が相手に対してどういう行動を求めているのかを言語化しようとするプロセスの中で、「あ、自分はこういうことを求めていたんだな」と、我ながらハッとすることもあるはずです。


そうすれば、ただなんとなく自分の心の中にあるモヤモヤを、モヤモヤしたまま相手にぶつけて困らせてしまうみたいなトラブルも減っていくんじゃないでしょうか。


自分が望む恋をするには、場面場面での自分の気持ちを正しく伝えること、そしてそのためにまず、自分の気持ちをなるべく正しく理解することができるようになることがすごく大切なんですよね。そうしないと、「自分が望む恋」がなんなのか、そのために自分がまさに今何がほしいのか、相手も自分もわからないままかもしれませんから。(遣水あかり/ライター)


(ハウコレ編集部)


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