
映画のようなシーンを夢見て元カノの結婚式に乱入した俺→まるで俺をいない者扱いしてきて...
コラム
今思い返しても、あの日の自分がどれほど愚かだったか、言葉にするのが難しいほどです。彼女の結婚式に乗り込んだあの日、私は人生で一番惨めな時間を過ごしました。
けれど、その経験があったからこそ、ようやく気づけたことがあります。
「映画みたいに止められる」と本気で思っていた
彼女が結婚すると知ったとき、胸の奥がざわつくのを感じました。別れてから何年も経っていたのに、どこかで「まだ自分のことを想っているはずだ」と信じていたのかもしれません。
今考えれば、あまりにも都合のいい妄想だったとわかります。
けれど当時の私は、それが現実になると本気で信じていました。招待されていないことすら、「ドラマチックな演出」だと思い込んでいたのです。
高揚感、そして沈黙
会場に入り、余興をやっていた方からマイクを奪い取りました。心臓が高鳴りました。「俺はまだお前のことが——」。声を張り上げた私は、きっと自分に酔っていたのでしょう。
しかし、会場の反応は想像とまったく違いました。誰も声を上げない。誰も動かない。期待していた驚きも、感動も、そこにはありませんでした。
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新郎の一言と、誰にも見られない退場
























