
「既読スルーは人として終わってる」と言う友人に返事を合わせ続けた私たちが、そっとやめた日
コラム
忙しくて返せなかっただけ。たったそれだけのことが、毎回グループチャットで責められる理由になっていました。返事を義務のように求められ続けた私たちが、ある日そっと手を止めた話です。
返さないと怒られるグループチャット
大学時代からの友人5人のグループチャット。その中の一人が、既読スルーをとにかく許せない人でした。誰かの返事が数時間空くだけで「既読ついてるのに返さないの最悪だよ。人として終わってる」とメッセージが飛んできます。
仕事中や子どもの送り迎えの最中に通知を見てしまうことはあります。でもすぐに返せないことだってある。「ごめん、あとで返すね」と送っても「"あとで"って何時間後?」と返ってくる。いつからか、グループチャットは会話を楽しむ場所ではなく、返事を提出する場所になっていました。
疲れた、の一言
ある夜、別のグループチャットでメンバー4人が話していました。きっかけは、その日も友人に既読スルーを責められた一人が「もう気を遣って返すのに疲れた」とこぼしたことでした。
「私も」「実は通知切ってる」。全員が同じ気持ちでした。打ち合わせをしたわけではありません。ただ、もう無理に返すのをやめよう、と自然にそうなっただけです。嫌がらせでも仕返しでもなく、ただ義務感で打っていた返事を、やめただけ。
翌日から、グループチャットの返信が減りました。誰も意識して無視していたわけではありません。忙しいときは見るだけ。余裕があるときに返す。本来はそれが自然なはずでした。
次のページへ
一人で連投する友人
























