
「既読スルーは人として終わってる」と言う友人に返事を合わせ続けた私たちが、そっとやめた日
コラム
一人で連投する友人
2日目、友人からの投稿が増えました。「私のこと嫌いになったの?」「何かしたなら言ってよ」。グループチャットに通知が連なります。
胸が痛みました。無視しているつもりはないのです。でも、以前のように10分以内に返事を返す生活には戻れませんでした。返すたびに「遅い」と言われ、返さなければ「最悪」と言われる。どちらを選んでも責められるなら、自分のペースで返すことを選びたかった。
3日目の夜、友人が「もうグループチャット見ない」と宣言しました。誰も引き止めませんでした。引き止めたくなかったのではなく、何を言っても怒らせてしまう気がして、言葉が見つからなかったのです。
そして...
1週間後、友人から個別にメッセージが届きました。「既読スルーされた3日間、ずっとスマホを握ってた。既読がついてるのに返ってこないのって、こんなに怖いんだね」。
「私のこと嫌いになったの?」と聞かれたので、正直に伝えました。「嫌いじゃないよ。でも、返事を強制されるのがしんどかった」。送信したあと、少しだけ指先が冷たくなりました。
友人は「そっか。私、ずっとそうしてたんだね」と返してきました。それからグループチャットは少しずつ穏やかになりました。返事がなくても誰も怒らない。既読がつくだけでいい。たったそれだけのことが、5人にとってどれほど楽なことだったか。
(30代女性・看護師)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























