
実習生に言い返されただけなのに、翌日から給湯室に行けなくなった私は、被害者のはずだった
コラム
あの子がおかしい。そう思わないとやっていけなかった。でも、昼休みの給湯室を避けている時点で、答えは出ていました。
ただ聞いただけなのに
新しく来た実習生が、毎日プロテインを飲んでいるのが目につきました。20歳の女の子がシェイカーを振る姿は正直、ちょっと変だと思ったのです。職場の空気に馴染む気がないのか、ひとりで堂々とやっている。それが妙に鼻についた。
「何目指してんの?」軽い世間話のつもりでした。これまで何度もやってきたことです。ジムの話でも聞けたら盛り上がるかなと思っただけです。少なくとも、そのときはそう自分に言い聞かせていました。
実習生がシェイカーを置いて、こちらをまっすぐ見たとき、少しだけ嫌な予感がしました。
予想もしなかった反撃
「逆にデブの方が何目指してるか分かんなくないですか?」聞こえているのに意味を理解するのに時間がかかりました。笑って流すしかなくて、「冗談きついよ」と返した声が裏返っていたのは自分でもわかっていました。
実習生は続けました。「そういう体型の人って自己管理できないイメージあるんですけど、実際どうなんですか?」真顔でした。
周りの同僚たちは誰も助けてくれず、下を向いたままでした。自分の席に逃げるように戻りながら、隣の同僚に「あの子、ちょっとおかしくない?」と言いました。同僚は曖昧に笑っただけでした。
その笑い方で全部わかりました。誰もこちらの味方をする気がない、と。
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自分で気づいている、本当は























