
大好きな夫に「結婚してよかったと思ったことない」と言ってしまった私→離婚届の日に夫が見つけたもの
コラム
子どもが生まれてから、私は自分が自分でなくなっていくような感覚があった。夫のことは変わらず大切なのに、口から出る言葉だけが、どうしても止められなかった。
感情が、言うことを聞かなかった
出産を終えてしばらくした頃から、気持ちの波が激しくなっていった。悲しいわけでも、怒っているわけでもないのに、涙が出る。ほんの小さなことで心が揺れ、気づくと夫に向かってきつい言葉を投げつけてしまう。
「どうしてこんなことを言ってしまったんだろう」と後悔するのはいつも後のことで、そのときの私には止める間がない。産後のホルモンバランスの乱れがこんなにも感情に影響するとは、当時は知る由もなかった。
ただただ、自分が壊れていくような怖さだけが積み重なっていった。
好きだから、こそ怖かった
夫のことが嫌いになったわけでは、一度もない。むしろ逆で、世界で一番大切な人だという気持ちは変わらなかった。それなのに、一番傷つけてはいけない相手にだけ、どうしようもない言葉が出てしまう。
ある夜の口論の中で「結婚してよかったと思ったこと、一度もない」と口にしてしまったとき、自分でも息が止まりそうになった。本当のことなど何一つない。なのに訂正することも、謝ることもできないまま、夫の顔から何かが消えていくのをただ見ていた。
「助けて」と言えたなら、どれだけよかっただろう。その言葉だけが、どうしても喉を通らなかった。
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日記に、すべてを書いた
























