
「正規じゃないんですよね」と、私は心の中で見下していた→授業参観の日に子どもたちが教えてくれたこと
コラム
授業参観の日、チャイムが鳴った瞬間
参観当日、後ろで腕を組んで見ていた。正直、その先生の授業だとわかって少し気が抜けていた部分もあった。
でもチャイムが鳴った瞬間のことは、忘れられない。
子どもたちが一斉に立ち上がって、その先生のもとへ駆け寄っていったのだ。「先生の授業がいちばん好き!」「また来てね!」という声が重なって、我が子も笑顔でその輪の中にいた。
廊下に出ると、図工で描いた「好きな先生の絵」が並んでいて、ほとんどがその先生の似顔絵だった。
そして...
その場で何か言えるような立場ではなかった。ただ掲示を眺めながら、じわじわと恥ずかしさが込み上げてきた。
子どもたちはちゃんと見ていたのだ。肩書きではなく、毎日の授業を、先生の姿勢を。私が勝手に決めつけていたものは、子どもの目には何の意味も持たなかった。
帰り道、我が子に「先生の授業、楽しいの?」と聞くと、「うん、いちばん好き」と迷いなく答えた。その言葉が、ずっと胸に残っている。
(30代女性・主婦)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























