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「シングルマザーの子は可哀想なんです」と言った担任に、私は息子の絵日記を開いた

コラム

小学2年の息子の個人面談。担任の先生から思いもよらない言葉を向けられた私は、たまたまカバンに入っていた1冊のノートを取り出しました。

放課後の教室で

息子が小学校に上がって初めての個人面談でした。放課後の教室に入ると、担任の先生は穏やかな表情で「お母さん、少しお話ししたいことがあるんです」と切り出しました。授業態度や成績には特に問題がないとのこと。ほっとしたのも束の間、先生は少し声のトーンを落としてこう続けたのです。

「最近、お子さんが休み時間にひとりで絵を描いていることが多くて」

それなら知っています。息子は絵を描くのが好きなだけ。でも先生の表情は、そういう話では終わらないことを物語っていました。

投げかけられた言葉

「お父さんのことを聞かれると黙ってしまうこともあるんです」

先生はそう前置きしてから、まっすぐ私の目を見て言いました。

「シングルマザーの子は可哀想なんです」

その先の言葉は、ほとんど耳に入ってきませんでした。膝の上に置いた手が、じわりと冷たくなっていくのを感じていました。可哀想。この子が。毎朝「いってきます」と元気に玄関を飛び出していくこの子が。私と二人の週末を「今度は何する?」と楽しみにしてくれているこの子が。

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カバンの中の1冊
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