
親友に「別れなよ」と言い続けた私。彼女を失いかけて、ようやく自分の本音に気づいた
コラム
彼氏ができるたびに私から離れていく親友を、引き止めたかっただけ。そのつもりだった私が、こぼした本音は、思いのほか彼女の近くまで届いていたのかもしれません。
グループチャットに、大学時代の仲間との集まりの予定が並びました。久しぶりに親友にも会えると、私は何日も前から楽しみにしていたのです。けれどその場での自分の言葉が、二人の関係を変えてしまうとは、その時は考えてもいませんでした。
二人で過ごした、学生時代の毎日
親友とは、大学に入って最初に仲良くなった相手でした。同じ講義のノートを見せ合い、空きコマでは学食の隅でとりとめのない話を続け、長い休みには二人で安い旅行にも出かけました。一人暮らしを始めたばかりで心細かった私にとって、彼女はいちばんの居場所だったのです。
けれど社会人になり、彼女に恋人ができるたび、連絡は減り、会う時間も少なくなっていきました。だから彼女が彼氏のことで悩んでいると話してくれたとき、私はいつも同じ言葉を返していたのです。
「別れなよ」
彼女のためだと信じていましたが、本当は、また一人にされるのが怖かっただけなのかもしれません。
つい口にしてしまった本音
久しぶりに仲間が集まった飲み会は、にぎやかで心地よい時間でした。お酒も進み、私はいつもより口が軽くなっていたのだと思います。隣の友人と話している流れで、つい本音がこぼれました。
「彼氏ができたら、私のこと放っておくでしょ」
親友のことを思い浮かべながら、口にしていました。彼女はそのとき席を外していて、聞かれてはいないはずでした。だからこそ、言えてしまったのだと思います。
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「別れた」と聞いた、その時の私

























