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「それ彼女に送ってんの?別れて」彼女の親友への誤送信、取り消したのに全部読まれていた話

コラム

メッセージを打ち終えて、送信ボタンを押しました。けれど直後に表示された宛先は、送るはずだった彼女ではなく、彼女の親友の名前だったのです。すぐに取り消しを押しても、相手の画面に残った時間までは戻せませんでした。

ふざけて送ったつもりの一言

俺と彼女のあいだには、わざときつい言葉を投げ合って笑う、いつものやりとりがありました。その流れで、俺は冗談のつもりでメッセージを打ったのです。

「相変わらずだらしないなあ。お前、俺がいないと本当に何もできないよな」。

送り先は、彼女のはずでした。ところが、宛先を間違えていたのです。届いたのは、彼女の親友。送信と同時に気づいて、すぐに取り消しを押しました。画面の上では、メッセージはなかったことになります。けれど、ほんの数秒のあいだに読まれていたら。その不安だけが、ずっと頭から離れませんでした。

取り消しでは消えなかったもの

不安は、すぐに現実になりました。彼女の親友から、短い返信が届いたのです。「それ彼女に送ってんの?別れて」。俺からすれば、あれは二人だけのじゃれ合いでした。事情を知らない人に勝手に読まれ、しかも別れろと決めつけられたことに、理不尽さを感じてしまったのです。

けれど、自分が送った言葉を画面で読み返してみると、確かに見下しているようにしか見えませんでした。身内のノリだと信じていたものが、他人の目にはただの暴言に映っている。その事実に、後ろめたさが押し寄せてきました。

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