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「鶏肉って何分焼くの?」と彼女に聞いたあの夜、3回焦がしたフライパンを洗いながら俺が考えていたこと

コラム

写真を送るまで

翌日、彼女から「昨日の鶏肉、結局どうしたの?」とメッセージが来ました。返事に迷いました。正直に言えば楽なのに、あの電話を聞いたことを知られたくなかった。「あとでわかるから」とだけ返して、夕方に覚悟を決めて写真を送りました。サラダは不格好で、ソースが皿の縁にはみ出している。見栄えは悪い。でもこれが、今の俺の精一杯でした。「明日持っていく」。

そして...

翌日、弁当箱を渡したとき、彼女が一口食べて「おいしい」と言ってくれました。「なんで急に?」と聞かれて、本当の理由を言いたかった。お前が誰かに作ってほしいと言っていたから、と。でもそれを伝えたら、彼女は愚痴をこぼしたことを気にするかもしれない。だから「別に」とだけ答えて、そっぽを向きました。不格好でも、俺の作った料理を「おいしい」と言ってくれたこと。それだけで、焦がしたフライパンを洗ったあの夜が報われた気がしました。料理は下手だけれど、次はもう少しうまく作れるかもしれません。

(20代男性・ITエンジニア)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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