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新しい家を手に入れても満たされなかった私が、義妹の古い家にずっと抱いていた感情の正体

コラム

番組が認めた家

ある日、義妹が「うち、リフォームの番組に選ばれたんです」と言いました。「え、あの家を?」と聞き返した自分の声が、思ったより尖っていたことに気づきました。

「古い家だからこそ選ばれたみたいです」。私がずっと「可哀想」と言い続けた家を、番組の制作者が「価値がある」と認めた。それは同時に、新しさだけを誇りにしてきた私の家に何が足りないのかを、目の前に突きつけられた瞬間でもあったのです。

そして...

帰り道、夫が「古い家をわざわざテレビに出すのか」と鼻で笑いました。いつもなら同調していたはずの私は、何も言えませんでした。

新しい壁も、広いリビングも、家族を幸せにしてはくれなかった。あの家にあって、うちにないものは、間取りでも築年数でもありません。縁側で麦茶を飲む子供たちの横顔を思い出すたび、喉の奥がつまります。「可哀想」だったのは、ずっと私のほうだったのかもしれません。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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