
「ごめん、今週もちょっと」と断り続ける親友→心配でしつこく連絡した私が"本当の理由"を知った夜
コラム
耐えきれず電話をかけた夜
このままじゃだめだ。 そう思って、思い切って電話をかけました。
「ねえ、ほんとに何があったの? 私、ずっと気になってて」 自分でも驚くくらい、声が震えていました。
しばらく間をおいて、親友がぽつりと話し始めました。 お母さんが倒れたこと。介護と仕事で毎日いっぱいいっぱいだったこと。 誰にも言えずに、ずっと一人で抱えていたこと。
受話器越しに、彼女の声が少しずつ震えていくのがわかりました。 私は言葉をなくして、ただ話を聞いていました。
そして…
「…そんな大変なこと、一人で抱え込んでたの?」
気づけば、私の声も震えていました。 自分のことばっかりでした。彼女が大変なときに、私は「避けられてる」と勝手に拗ねて、余計な言葉をぶつけていました。
「ごめん、私、全然気づいてあげられなくて。しつこくしてごめんね」 そう言うのが精一杯でした。
電話の向こうで、親友が小さく泣いているのがわかりました。 「今度会ったとき、話聞かせて。私、手伝えることあったらなんでも言って」 ようやく言えたその言葉は、自分の罪滅ぼしのようでもありました。
誘いを断られると、つい「冷たくされた」と思ってしまいます。 でも、相手には相手の事情があります。 それに気づかず、しつこく責めるような連絡をしていた自分が、情けなかったです。
次に会う約束をして、通話を切ったあと、私はしばらくスマホを握りしめていました。 友情って、近すぎず遠すぎず、ちょうどいい距離で支え合うことなんだ。 あの夜、ようやくそんなことがわかった気がしました。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)

























