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中2の私が父に「どうせつまらない仕事でしょ」と笑った1ヶ月後、職場見学で見た父の本当の顔

コラム

車の中でこぼれた一言

帰り道、父の運転する車の助手席で、私はずっと窓の外を見ていました。何を話していいか分からず、今日見たことが頭の中で繰り返されていました。 信号で停まったとき、父が「疲れたか?」と短く聞きました。私は「ううん」とだけ答えて、また窓の外を見ました。 家まであと少しというところで、私はふと、自分でも思っていなかった言葉を口にしていました。「お父さん、かっこよかった」。本当に小さな声でした。父はハンドルを握り直して、前を見たまま少しだけ間を置きました。聞こえたのかどうか、当時の私には分かりませんでした。

そして...

家に帰って自分の部屋に入ると、机の上に開いたままの日記がありました。今日のことを書きながら、私は「つまらない」と決めつけていた1ヶ月前の自分が恥ずかしくなりました。 日記の最後に、私は今までで一番真剣な気持ちで書きました。「将来はお父さんみたいに働きたい」。次の朝、その日記を机の上にそのまま置いて、私はいつもより少し早く家を出ました。あのとき本当は、父に読んでもらいたくて置いたのだと思います。あれから15年、仕事で行き詰まる日があるたび、あの日のオフィスで見た父の背中を思い出します。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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