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「保育園に預けてまで」と笑った私が、復職した彼女の翌朝の表情を見て立ち尽くした日

コラム

翌日見かけた彼女の表情

火曜日は彼女に会いませんでした。すれ違わなくてほっとしている自分がいて、それも嫌でした。 水曜日の朝、ロッカー前でまた一緒になりました。彼女はいつもより晴れやかな顔をしていました。私と目が合うと、彼女のほうから「おはよう」と笑顔で挨拶をしてくれたのです。私はやっと小さく「おはよう」と返すのが精一杯でした。 娘の手を引いて教室へ向かう彼女の背中を、私は見送ることしかできませんでした。月曜日の私の言葉は、彼女に何の傷も残せなかったのだ。むしろ、彼女は私の言葉を踏み越えて、自分のいる場所を確かめたのかもしれない。そんなことを考えました。

そして...

その帰り道、公園のベンチに娘を座らせて、ぼんやりと空を見上げました。私が彼女に投げつけた言葉は、本当は彼女に向けたものではなかったのだと、少しずつわかってきました。 「保育園に預けてまで働く意味ある?」と聞きたかったのは、自分自身に対してだったのです。「あなたの選択は本当に正しかったの?」と毎日小さな声で聞かれ続けていることへの、八つ当たりだったのだと思います。 彼女には彼女の正解があり、私には私の正解があるはずなのに、彼女の正解を否定することでしか、自分の正解を信じられない私がいました。 娘が「ママ、ブランコ」と袖を引きました。私は立ち上がって、娘と手をつなぎました。今日は、誰の人生でもない、私と娘の時間を生きようと思います。

(30代女性・専業主婦)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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