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俺は妻の手芸を「時間の無駄」と笑っていた→入園式で起きた出来事に、自分の浅さを思い知った

コラム

妻の手芸を「時間の無駄」だと笑い続けてきた俺。娘の入園式で目にした光景が、自分の中の偏見を打ち砕いた瞬間のお話です。

俺にとって手芸は「時間の無駄」だった

 

俺の実家は、父親が「家のことは妻の仕事、趣味なんて時間と金の無駄」と言い切るような家でした。母親は趣味を持たず、家事と俺たち兄弟の世話だけをして暮らしていたように記憶しています。それが当たり前だと思って育った俺にとって、結婚した妻が夜中までミシンを動かしている姿は、正直なところ理解できないものだったのです。

「手芸なんて時間の無駄だろ」「そんな暇あるなら家事してよ」。何気なく口にした言葉でしたが、今思えば妻に対してずいぶん失礼なことを言い続けていたと思います。妻はいつも何も言い返さず、ただ手元の作業を続けていました。

入園式直前の夜

 

娘の保育園の入園準備リストを見たとき、正直うんざりしました。手作り推奨のサイズ指定があったのです。「市販で買えばいいのに」と俺は言ったのですが、妻は穏やかに笑って「私が縫うから大丈夫」とだけ答えました。

寝かしつけのあと、リビングからミシンの音が聞こえる夜が続きました。俺は早く寝てほしいと思いながらも、声をかける気にはなれませんでした。完成した入園バッグは水色に白い小花柄の縁取りがついていて、娘は「これ持って行く」と大喜びでしたが、俺は「ふーん」とだけ言って、深く見ようともしませんでした。

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ロビーで囲まれた妻
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