
「借りたお金、もう時効だよね」と笑う友人→私が見せた一通のメッセージで顔色が変わった話
コラム
スマホ画面に並んだ友人自身の文字
土曜の午後、駅前のカフェで彼女と向かい合いました。コーヒーを一口飲んだあと、私はスマホを取り出して画面を彼女の方に向けました。「3年前、こんなメッセージくれたよね」。私が見せたのは、彼女自身が打った「来年こそ返すから、もう少しだけ待って」という一文でした。彼女はコーヒーカップに手をかけたまま、視線だけが画面に固定されているのがわかります。「これ、債務の承認っていうらしいよ。時効はリセットされるんだって」。私はできるだけ穏やかな声で伝えました。彼女は「……ごめん」とだけ口にして、それ以上は何も言えなくなっていました。
そして...
結局その日、彼女は「毎月少しずつでも返す」と申し出てくれました。返済の方法もきちんと文面に残し、二人で確認し合って別れました。帰り道、駅の改札を抜けながら、私は不思議と怒りが残っていないことに気づきました。あの居酒屋で笑われた瞬間は確かに腹が立ったし、お金以上にその扱われ方が悲しかったのです。ただ、彼女が3年前に書いた「来年こそ返すから」という言葉は、当時はちゃんと返すつもりだった証でもありました。彼女は約束を忘れていただけで、最初から踏み倒すつもりではなかったのかもしれません。それでも私は、もう前のような関係には戻らないと思います。お金を貸した相手を笑い話にする日が来た時点で、私たちの友情は別の形に変わってしまったのです。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























