
「子供の声がうるさい」と毎日苦情を入れる隣人→夏祭りで知った本当の理由
コラム
私たちは半年前にマンションに引っ越してきた、3歳の息子と夫との3人家族です。新生活が始まったその日から、隣の奥さんとはなぜかぎくしゃくしていました。そして引っ越しから1ヶ月が経った頃、ほぼ毎日のように玄関のインターホンが鳴るようになったのです。
毎日鳴るインターホン
インターホンを開けると、いつも同じ言葉が返ってきました。「お子さんの声、何とかしてもらえませんか」。隣の奥さんは、眉間にしわを寄せた表情で立っていらっしゃいました。息子は3歳。家の中を走り回り、笑い声を上げるのが当たり前の年齢です。それでも私は深く頭を下げ、「すみません、気をつけます」と謝るしかありませんでした。最初は週に1回だった苦情が、いつしか週に3回、4回と増えていきました。息子に「シーッ、声を小さくね」と言い聞かせる日々。
子どもらしい無邪気な笑い声を抑え込ませている自分が、嫌で嫌でたまりませんでした。
謝り続けた毎日
夫に相談しても「こっちが悪いわけじゃない」と言うばかりで、対応するのはいつも私でした。インターホンが鳴るたびに、息子に「大丈夫よ」と作り笑顔を向けることが日課になっていました。
ある日、息子が「ママ、わらっちゃダメ?」と聞いてきました。3歳の子どもにそんなことを言わせている。私はいつまでこの状況に耐えなければいけないのだろう。引っ越しを考えた夜もありました。
お隣との関係を修復したくても、苦情を伝えにくる時の表情があまりにも険しく、こちらから話しかける勇気が出ませんでした。マンションでばったり会っても、目を逸らして足早に過ぎ去る相手に、私もまた同じ態度を返すようになっていました。
次のページへ
夏祭りの夜に見えた光景
























