
メモ帳に「別れない理由」を書いていた俺が、彼女からの1枚の写真で事の重さを知った日
コラム
彼女からの返信が短くなるたび、俺は別れない理由をメモ帳に書き足していました。
どう切り出せばいいか決めかねていたところに、彼女から一枚の写真が届きました。「別れたいってこと?」その一言で、俺は誤解を生んでしまったことに気づきました。
短い返信の裏で
仕事が立て込んで、気持ちに余裕のない日が続いていました。彼女に向ける言葉まで足りなくなり、返事はどんどん短くなっていきます。やりとりが減るほど、彼女の気持ちが離れていく気がしてたまりませんでした。引き止めたいのに、うまく言葉にできない。そんな自分が情けなくて、それでも何か手を打たなければと焦っていました。
「別れない理由」に並べた本音
あのメモは、彼女を引き止める材料を書きつけたものではありません。彼女のいない暮らしを思い浮かべて不安になるたびに、別れたくない気持ちを文字にして確かめていたのです。家事を半分やってくれる。休みが合う。ひとりだと生活が荒れる。要するに、ひとりに戻るなんて考えられないということでした。好きだと書くのは照れくさくて、遠回りな言い方しかできなかっただけなのです。

























