
「観念して『お母さん』と打ち明けた僕。彼女に責められた夜」
コラム
母に流していた言葉たち
観念して、僕は打ち明けました。「実はお母さんに、洗濯の干し方の愚痴を言ってた」
彼女の表情を見られませんでした。スマホを差し出した先には、彼女が裏返しに干す洗濯物のこと、料理の塩分のこと、掃除のやり方のこと、ここ1ヶ月で母に流し続けた100通を超えるメッセージがありました。
彼女に直接言うのが面倒で、母なら「あなたは悪くないわよ」と肯定してくれる。その心地よさに、僕は2年間ずっと甘えてきたのです。
そして...
「なんで私に言わずに、お母さんに言うの?」と問われ、僕は「お母さんは何でも肯定してくれるから」と答えてしまいました。言ってから、最低の返しをしたと自覚しました。彼女はその夜ソファで眠り、僕は寝室で天井を見上げていました。
翌朝、コーヒーを淹れて「これからは直接話す」と謝りましたが、彼女は小さくうなずいただけでした。母に守ってもらってきた自分のまま彼女と生きていくことはできない。そう、ようやく分かったのです。
(30代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























